リバ剣、イクメン、禁煙、悪戦苦闘の三十路パパBLOG

イクメンしながらリバ剣(リバイバル剣道)をしようと決めた三十路パパ、体力作りの為に禁煙もしようと考え中だがなかなか出来ない。そんな悪戦苦闘の日常をBLOGにしようと思います。

リバ剣日記4 面型と青森の奇跡

前回の続きを書く前にこの前防具を引っ張り出して状態をチェックしました。

10年近く出して無かったのでカビとか生えてないかな?と心配していましたが意外になにも無く大丈夫でした。

最近you tubeで試合の動画を見たら最近は面の垂れ部分が短いのが流行っているんですね、僕の高校の時の流行りの面型は上げ面でした、(面垂を固めて上に上げる感じ)3年の時には少し落ち着きましたが1年の時は上げすぎて他の学校の先輩に「メッチャ上げ面だな」と声を掛けられた事もありました笑。

面垂を固めるのにはキーピングを使ってました、カンターチというのを使っている人もいましたが自分的にはキーピングの方が固まります笑

10年経った今でも

f:id:kyouichi1210:20160306210436j:image

しっかり面型はキーピングされてます、自分はこの型がカッコいいと思ってたんですが今の現役の人達にはダサいんでしょうね、、、。

さて脱線しましたが前回の続きを、毎年夏休みに1週間程青森で合宿、戻って来てそのまま校内合宿1週間という最悪な時期があった。

青森の合宿は涼しいし、練習もそこまでキツくなく練習試合がメインな為、嫌いでは無かった。

自分はBチームにて練習試合に参加していた、気候のせいなのか?調子が良く連勝を重ねていた。
試合が終わった後Aチームにいた主将に呼ばれた、「お前調子良さそうだからあいつの代わりにこっち入れ!」との事。
調子が悪く落とされた先輩には気まづかったが嬉しかった。
すぐ面を着けてAチームの先鋒で入れてもらった、ノリノリだった自分は2本勝ちでAチームデビューを飾った。
その後もほぼ負けずに練習試合を終えた。
決められた組み合わせの練習試合を終えた後は大体どこの練習試合でもあるが、申し合わせ試合を行う、(やりたいチームに試合をお願いしてやってもらう試合の事。)
実はそこには青森国体チームがいた、当時青森では一番強かった東奥義塾の選手がメインで構成されたチーム。
そしてなんと大将は自分と同じ一年生だった、他の試合でも一年生で東奥義塾の大将として活躍しているのを見てその強さは知っていた。
S選手は180cm以上の長身で小技も上手く早い。
先輩には「お前もあんくらい強かったらなー」と散々嫌味で言われていた笑。
先生の元に集まって「お前ら国体に申し合わせしてこい」と指示が出た。そして先生は何故か自分に「お前誰とやりたい?」と聞いてきた、迷わず「同じ一年生のSとやりたいです!」と答えた。
「あいつ強いぞ勝てんのか?」
「ハイ!勝ちます!!」
「じゃあこいつ次大将で後はこんな感じで!」とオーダーを決め申し合わせをお願いしにいった。
不安は無く、ただ勝つ!勝つ!と自分に言い聞かせながら試合は始まった、五分五分で大将まで回ってきた、練習試合といえどスコアは気にしながら試合をしなくてはならない、一応勝てばチームは勝ちかと思いながら試合に臨む。
デカイ、早い、当たりが強い、そう思いながら試合が進む、小手を打った所に相小手面で返され1本取られる。
しかし何本か面の惜しいのがあったので腹をくくって面で行こうと決める。
相手が引き技を打った所を追いかけ面!決まった!まだもう1本!思い切って面!なんとこれも決まった!勝った!
終わった後に先生先輩にも「負けると思ってた」と言われた、それが最高に嬉しかった。
剣道の場合どんなに強くても負ける事がある、10回やったらほぼ負けるであろう実力差はあった、でも勝ちは勝ち、自信がついた試合だった。
その後、合宿締めくくりの試合で2位になり良い流れで校内合宿に。
思ったよりまた長くなったので校内合宿は次回に、、、。